「第二回日本SF作家クラブの小さな小説コンテスト」二次選考の結果が発表されました。僕の応募作三作が一次を通過していたのですが、その中から『春分の月』が二次選考通過24作品に入りました。ありがとうございます。まずはうれしい。
この作品は最初に応募したもので、時間があったから随分と手を入れました。自分ではこれ以上いじるところはないくらいのつもりだったのですけど、さんぽくんに読んでもらったら、展開上の瑕疵を指摘され、それはもっともな指摘だったので、直したいなあと思っていました。直せてたら、もっと自信を持てたなあ。
正直、『あたしはまだここにいる』のほうが内容的にもテクニカルにも自信作なんです。ただ、これは絶望的な幕切れを迎える話。それに対して『春分』のほうは希望があるし、明るい。一般受けするのはこっちですかね。二次選考でどなたが読んでくださったのか、知りたいなあ。明かされないけど。一次を通った作品にはフィードバック・コメントがもらえるので、楽しみにしています。
とにかく、二次を通ったから、いよいよ最終選考です。24本すべてを審査員4人が読むのだと思います。たぶん、なにがしかの賞は5作に出ると思うので、二次選考より確率は高いかも。ここまできたんだから、何か欲しいなあ。
他の二次通過作品を読んでるのですが、ハードSFは少ないのかもしれません。わからないけど。
『あたしは』のほうは公開停止にして、ぼちぼちと改稿します。2万字くらいになるといいかな。自信作なので、商業誌で拾ってくれないかな。創元のコンテストに出すかもしれません。改稿のできしだいですね。
ともあれ、またまた結果待ちに入りました。8月半ばくらいに結果が出そうです。刮目して待て!